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2023年1月9日
医療・健康・介護のニュース・解説
年齢を重ねると飲み物や食べ物をのみ込む「 嚥下 機能」が低下する人が増えてくる。誤って気管や肺に入ると、命にかかわる事態を招くリスクもある。こうした危険を避けたい高齢者向けに、とろみを付けてのみ込みやすくした商品の市場は拡大しており、新製品の投入も続いている。(田野口遼)
均質なとろみが特徴の「とろり緑茶」(東京都渋谷区で)
大手飲料メーカー「伊藤園」(東京)は11月、とろみをあらかじめ付けた緑茶飲料「とろり緑茶」(希望小売価格は税込み432円)を発売した。
介護現場では、お茶にとろみ材を加えてとろみをつけることが一般的だが、準備に10分ほどかかる上、とろみ材がうまく溶けきらないと飲みにくくなるなど、作業に手間がかかるという。お茶の風味がとろみ材に負けてしまうため、ほうじ茶で提供することも多い。
マーケティング本部で企画を担当した田村優弥さんによると、嚥下機能が低下した高齢者からも「緑茶が飲みたい」との声が多かったため、手間がかからずにおいしく飲める商品を開発することにした。
製品の開発には2年以上を費やし、試作品は200以上。東京大大学院医学系研究科の「イートロス医学講座」との共同研究で、風味ととろみの最適なバランスを実現したという。複数のとろみ材を均質にブレンドできるよう、工場の設備も改良した。
とろみ付けの作業が不要となるため、介護現場の省力化につながる効果も期待されている。田村さんは「とろみがありながらおいしい緑茶が完成した。高齢者の方々に愛飲される製品になってほしい」と話す。
市場調査会社の矢野経済研究所によると、とろみ材や、ゼリー状に加工した食品など嚥下食の市場規模は315・7億円(2020年度)で、拡大傾向が続いている。高齢化の進展で、需要は今後も高まる見込みという。
高齢者の好みに応える商品の投入も続く。森永乳業グループのクリニコは9月、とろみ調整食品のラインアップに炭酸飲料に特化した「つるりんこシュワシュワ」を加えた。
従来のとろみ調整食品では、スプーンなどで飲料をかき混ぜる過程で炭酸が抜けるという課題があった。この商品では、炭酸飲料のペットボトルに入れて振って溶かした後に、約3時間冷蔵することで炭酸感と風味を残すことに成功した。
つるりんこシュワシュワ(クリニコ提供)
開発には約3年かかったといい、製品開発グループの渡辺達也さんは「高齢者でもコーラなど炭酸飲料が飲みたいという声は多かった。好きな飲み物をいつまでも飲むお手伝いができれば」と期待を寄せている。
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