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11/17(水) 10:03配信
スポーツカーはメーカーの技術力やブランド力を象徴する存在であることが多い
スポーツカーはモデルライフが長い。その理由として挙げられるのは、人気が長続きすること。 【写真】ポルシェ911の走り! たとえば日産GT-Rはデビューから14年にもなるというのにいまだに人気が高く、最新の限定車は台数が100台と少ないとはいえ27倍以上もの応募が殺到するほどだ。 モデルごとの根強いファンが多く、時代の流行にそれほど左右されないので、4年程度で刷新する必要性がない。重視すべきはスタイリングと走行性能であり、燃費や実用性など割り切れる部分が多いのも延命させやすいポイントに。ポルシェ911など、世代が変わっても基本的なデザインが刷新されることがなく(ファンが許さない)、つねに継承されることにより年月が経っても古くさく感じにくいクルマもある。 走行性能については、開発段階から将来的なバージョンアップを前提とした潜在性能が与えられる場合が多い。とりわけ専用開発とされるパワートレインは開発の初期段階からかなりの余裕が与えられるので、年次改良とマイナーチェンジで商品性をリフレッシュしやすく、競合車への対抗措置が取りやすいこともある。 また、スポーツカーは今も昔も自動車メーカーの技術力やブランド力を象徴する存在であるということも大きいだろう。開発にはメーカーの威信をかけて時間もお金もたっぷり注ぎ込まれるので、数年でモデルチェンジの必要に迫られるほど簡単に色あせることはないのだ。場合によっては専用の工場を設けることもあるし、そこまで行かずとも特殊な生産ラインで熟練工の作業を必要とするケースも多いので、おのずとモデルライフは長くなる。 うがった見方をすれば、開発に手間やコストをたっぷりかけた分、長く売らざるを得ないという事情も大きい。話題性や注目度が高くても販売台数は決して多くを望めないし、他車と共用できる部分も少ないので、なるべく長く売って元を取るしかないクルマであることも事実だ。 スポーツカーとは逆に、世界的大人気のSUVはスタイリング面で流行に左右されやすい部分があるし、電気自動車などのエコカーは性能面が日進月歩なので、100年に1度の変革期といわれる今はなおさらその傾向が強まるはず。それらはわずか数年で見た目や性能が色褪せてしまう可能性が高いといえる。 将来的に純ガソリンエンジンを搭載するクルマは新車で販売されなくなる見込みとなった今、パワートレインの性能や味わいが特に重視されるスポーツカーはますます入魂開発の度合いが進み、いつまでも色褪せないばかりか、年々その魅力を増していくことになるだろう。
マリオ高野
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