11月14日 19時49分
自民党の平井卓也衆議院議員が代表を務める政治団体が主催した政治資金パーティーをめぐり、パーティー券を購入したものの出席しなかった人の分の金額を寄付として政治資金収支報告書に記載していないのは法律に違反するとして、14日、大学教授が高松地方検察庁に告発状を送りました。
告発されたのは、衆議院比例代表四国ブロック選出の自民党の平井卓也氏と、平井氏が代表を務める政治団体、「自由民主党香川県第一選挙区支部」の会計責任者です。
告発した神戸学院大学の上脇博之教授によりますと、「自由民主党香川県第一選挙区支部」がおととし11月に開催した政治資金パーティーでは、パーティー券の購入は、1238人分だったものの、実際、会場に用意された席は630人分にとどまっていたということです。
パーティー券は1人2万円で販売されていて、告発状では、「参加しなかった608人分のパーティー券代、少なくとも1216万円は、パーティーの対価ではない」などとして、政治資金収支報告書に寄付として記載していないのは政治資金規正法違反の疑いがあるとしています。
高松地方検察庁は、告発状を受理したかどうかは明らかにしていません。
今回の告発を受けて、高松市にある平井氏の事務所はNHKの取材に対し「まだ告発の文書を受け取っていないため、コメントできない」としています。
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