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10/21(木) 10:02配信
写真:東洋経済education × ICT
2022年度から、公立小学校の高学年で教科担任制が導入される見込みだ。小学校はすべての教科を担任が教える学級担任制を基本としてきたが、教科担任制によって教員の専門性、指導力を高め、子どもたちの学力向上を目指すなど4つの狙いがある。対象教科は外国語、理科、算数、体育の4教科だ。だが、時間割の作成や運用など一筋縄ではいかないところがあるという。今年4月から全国に先んじて教科担任制に取り組む東京・江戸川区の第四葛西小学校を取材した。 まだ暑さが残る9月末、東京・江戸川区の第四葛西小学校では研究授業が開かれていた。場所は体育館。小学3年生の理科「風とゴムの力のはたらき」という単元で、小さな車を使い「ゴムの本数を変えると車が動く距離はどうなるのか」をグループに分かれて実験するという内容だ。 まずは前回の授業「風の強さと車が動く距離」の実験結果を振り返った後、「ゴムの本数を変えると車が動いた距離はどうなるのか」をクラス全員で予想する。「本数を増やすと距離は長くなる」「2本にすると進む距離も倍になる」……など、子どもたちは元気よく手を挙げて答える。「何でそう思うの?」「前回の実験結果と比べてみるとどうかな?」と、子どもたちの思考を促しながら指導をするのは、学年主任の朝倉由美氏だ。 小学校では、ほとんどの授業を担任の先生が行うが、朝倉氏はこのクラスの担任ではない。ここ第四葛西小学校では、2022年に導入予定の小学校高学年の教科担任制に先んじて21年4月から3~6年生で導入しているのだ。 朝倉氏は3クラスある3年生の理科すべてを担当するが、授業をつくるに当たっては、3年生の担任全員で学年の課題を共有したうえで組み立てを行っている。今回は「子どもたちが生き生きわくわくできる内容にしよう」と、教科書にはない発展的な内容を扱う一方、夏休み明けで落ち着かない学年の空気を学びに集中できる環境に整えようと、実験のルールづくりから児童と一緒に取り組むことで学習規律の確立を目指したという。
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