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11/23(火) 17:18配信
大谷の専属通訳を務める水原一平氏
米大リーグ・エンゼルスは21日(日本時間22日)、球団公式SNS上で大谷翔平投手(27)の専属通訳を務める水原一平氏(36)を独自に設定した「MVI(最優秀通訳)」に選出し、「私たちのMVIに感謝の意を表して」とその功績をたたえた。 【写真】大谷翔平のMVP選出を東京タワーが祝福 満票でア・リーグMVPを受賞した大谷が先日の共同記者会見で「一番お世話になってるのは一平さんですね。いつも一緒に仕事をしてくれているので」と敬意を表した〝最強の通訳〟水原氏。その献身ぶりは通常の通訳の枠を超えて大谷を公私にわたって支える野球人生のパートナーといっていい。 メインの通訳業務をソツなくこなした上で、時に大谷の運転手を務め、日々の練習のキャッチボール相手や動画撮影コーディネーター、買い物、食事などへの付き添い、今季球宴のホームランダービーでは捕手役を務め、レッドカーペットショーでは同伴する家族や恋人のいない大谷のためにパートナー役までをこなした。 家にいる時間以外のほぼ全てを大谷にささげているわけだが、何より水原氏の功績は大谷と周囲の人間との関係を円滑にする〝潤滑油〟の役割に徹していることだろう。 とかく、外国語習得にコンプレックスのある日本人はプロスポーツの現場でも言葉の通じる通訳との関係性のみに依存しがち。クラブハウスでも孤立してしまいやすい。しかし、2018年のアリゾナキャンプから水原氏はクラブハウスでは大谷個人と話をするよりも大谷と周囲の選手、首脳陣との関係をつなぐ役割に徹してきた。選手間でスマホゲームがはやっていることを聞けば、すぐにゲームをダウンロードさせスムーズに大谷をその輪にエントリーさせた。 練習中も大谷のそばにいながら、周囲の選手とのコミュニケーションも怠らず、投内連係では大谷の後の順番でノックを受け、コーチの打った投ゴロを独特の動きでさばいては捕手に指示された塁へ送球までを敢行。ハイタッチで投手陣の大絶賛を受けるほどの〝チームプレー〟も披露してきた。 素人なりの必死さでプロの練習に食らいつく姿勢がエンゼルスナイン、首脳陣、関係者の心をつかみ、それが知らず知らずのうちに大谷と選手、首脳陣、スタッフとの信頼関係を強固なものとしていることは見逃せない。 メジャー移籍前に当時、日本ハムの同僚だったブランドン・レアード内野手(現ロッテ=34)は「(大谷は)常に笑っていて自分にとってもベストなチームメートだった。今のままで十分にやっていけるし自分の通訳でもあった彼の通訳は素晴らしい人間。その人の助けがあれば全く心配はいらない」と水原氏が大谷の成功を助ける重要なパートナーだと断言していた。 満票でのMVP選出、それに対する異論がほぼ出ないのも大谷の高い人間性に加え、それを通訳する水原氏の献身性があってのことであることは間違いない。
東京スポーツ
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