IDでもっと便利に新規取得
ログイン
11/4(木) 8:10配信
フェイスブックが社名を変更
世界で約28.5億人のユーザー数を誇るソーシャルネットワーキングサービス「Facebook(フェイスブック)」。その運営元であるメタ(旧フェイスブック)が、最近また話題になっている。 【社名変更をした会社(画像を見る)】 まずは悪い話題だ。プロダクトマネジャーだった元社員が、同社の上層部はユーザーの安全性よりも自社の利益を重視しているとして、内部告発を行った。米議会の小委員会でも証言をして、大きなニュースに。元社員は大量の内部文書も暴露しており、欧米メディアが「フェイスブック文書」と呼ばれるその内容を次々と明らかにしている。 さらに、英国でも別の元社員の内部告発者が英議会で証言するなど、批判が噴出している。 2020年12月には、米連邦取引委員会(FTC)が反トラスト法(独占禁止法)違反の疑いで同社を提訴するなど、米国のみならず各国で調査対象になっており槍玉(やりだま)に挙げられている。同社への批判は、16年の米大統領選で国外からの政治的な情報工作が指摘されてからずっと続いている。 こうした批判が高まっている一方で、良い話題になるのかどうかは分からないが、同社は社名を変更すると発表した。その名も「メタ(Meta)」だという。Metaというのは「超える」という意味で、Facebookは、同社が運営する「Instagram」「WhatsApp」などのサービスの一つという位置付けになる。 マーク・ザッカーバーグCEOは、同社はこれから「metaverse(メタバース)」の会社に代わると宣言している。メタバースとは、拡張現実(AR)などを使ったインターネット上の三次元の仮想空間のことで、スキャンダルにまみれた会社の今後進む方向を名称変更で示した。
会社名を変えるというのは、なかなか勇気もコストもいるはずだ。既にある程度認知されている名前を変えるのは相当な理由があると考えられる。米国のビジネス系サイトなどを見ていると、会社の名称変更はリスキーであるという意見を目にする。 しかし米国では、名前を変えた有名企業は実は少なくない。そして名前を変えてしまうのは効果的な場合が多いようだ。 IT関連で多くの人が思い出すであろう名称変更というと、グーグルがある。グーグルは15年に「アルファベット(Alphabet)」と社名を変更し、持ち株会社にした。ビジネスが順調にいっていなかったこともあって、名称変更で心機一転ということもあったようだ。 その後は成長を続け、イノベーションも続けているので、名前変更も結果的には良かったということだろう。 そもそもグーグルは当初「バックラブ(Backrub、背中へのマッサージの意)」という名前だったので、幹部らには名前変更のハードルはそれほど高くなかったとの話もある。 立ち上げ初期から名前が変わったものも多い。インスタグラムはもともと「Bourbn」という名前だったし、ツイッターも「Twittr」だった。いまスナップチャットという名で知られるメッセージングアプリの場合は、もともと「Picaboo」という名前だったが、既に同名の会社が存在していたので社名変更を余儀なくされた。
1/4ページ
「なんとなく」は今年で終わり。年末調整で特に確認したい4つの控除とは?
もしかしたら空母に改装されたかも!? 世界初の3万トン超え軍艦「扶桑型戦艦」の存在意義
円安が進んだら、日本が弱くなったら…つみたてNISAやiDeCo、資産形成に影響がある?
無くなったのは本当に残念! 消えた高性能コンパクトカー3選
バラバラ! エミレーツ超大型機「A380」の解体シーンが公開 同社の斬新な取り組みが関係
スタバが従業員の金髪や帽子をOKに やって分かった意外な効果
30代タワマン住み男性が「債務3000万円」を抱えた悲惨な末路【滞納問題のプロが解説】
ファーストクラスの乗客が「高級ワインを断り、お茶漬けを食べる」理由
東大医学部志望に異変? 「最強進学校」灘高のキャリア志向が多様化
年収が高い企業ランキング2021【愛知県・トップ5】トヨタがまさかの3位、1位は?
Copyright © 2021 ITmedia Inc. 無断転載を禁じます。