情報掲載日: 2023年1月20日(金)
高知市の幼稚園で生き物が食べ物になるまでを、すし職人が実演をまじえて教える特別授業が行われました。
園児
「ヌルヌルだ」
「ツルツルや」
園児たちが触っているのは、きのう釣り上げられた「ニジマス」です。
高知市の桜井幼稚園で年長組の37人が参加した特別授業。講師は全国で食育活動を行っている福岡在住のすし職人・岡田 大介さんです。岡田さんは食卓に並ぶ魚は元々、海や川で泳いでいたものを捕まえたり料理をしたりとさまざまな人の手を経て自分たちの口に入ると説明。子供たちは実際に魚を触って感触や匂いを確かめました。
園児
「めっちゃ滑るー!」
園児3人
「気持ちいい!かわいい!」
「かわいい!」
「きもちわるい!」
魚をさばく作業を見学した園児たちは…
園児
「かわいそう、バイバイ…」
講師
「優しく(切る)」
園児
「うわー」
「血が出てきた」
岡田さんは自分たちは他の生き物の命をもらって生きていると話しました。
園児・女の子
「骨って透明でさ、触ってみたらツンツンって針のところ触ったら痛くなかった」
園児・男の子
「おれもおすし屋さんになりたくなった、というわけで…とりあえずさばく練習と包丁の使い方とか覚える」
すし職人・岡田 大介さん
「誰かが作ってくれたメガネ、誰かが作ってくれた服、食べ物、というように気持ちが切り替わっていくとものを大切にする。そういうところに感謝の気持ちが向くようになるといいなっていうのが基本的な思いとしてはある。好奇心、ワクワクな人間に子供たちがなっていくといいなと思っています」
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