日本で初めて映画が上映されるまでの物語を描いた小説『フェイドアウト 日本に映画を持ち込んだ男、荒木和一』を原作にした舞台公演が、2月22日(水)・23(木・祝)・24(金)に大阪で行われる。
『フェイドアウト 日本に映画を持ち込んだ男、荒木和一』(幻戯書房)の著者は、東龍造さん。大阪在住のエッセイスト武部好伸さんの小説家としてのペンネームで、今回が初の小説刊行となる。
武部さんは、大阪や映画、ケルト文化、お酒について造詣が深く、これまで様々なエッセイ本を手がけてきた。
その中で、2016年に書いた『大阪「映画」事始め』から着想を広げ、エジソンから映写機を輸入した大阪の実業家・荒木和一の半生を、創作も交えながらドラマティックに描く小説『フェイドアウト 日本に映画を持ち込んだ男、荒木和一』を執筆。2021年に発売された。
渡米してのエジソンとの交渉だけでなく、同時期にフランスのリュミエール兄弟から映写機を輸入した別の実業家・稲畑勝太郎との「日本初の映画上映」をめぐる競い合いも、見どころの一つだ。
今回はそんな小説が、初めて舞台公演に。荒木が実際に大阪で映画興行を開始した日に合わせて、2月22日(水)夜から合計5回、が行われる。場所も、実際に荒木の初興行した場所(新町演舞場)に近い、大阪市西区新町が選ばれた。
脚本・演出は、MTCproject芸術監督で劇作家・演出家の増田雄さんが担当する。
原作者の東龍造さんは、「初の小説が演劇として生まれ変わるなんて……、これほどうれしいことはありません」とコメント。
「ダンディズムを持ち続けた2人の生きざまは文句なくカッコいい! 舞台でどのように変身を遂げるのか興味津々です。皆さん、乞うご期待を!」と呼びかける。
増田雄さんは、まずこの小説を読んで「ノンフィクションならではのどこに着地するかわからない予測不可能な展開」に面白さを感じたという。「人の人生というのはどこに転ぶかわからないし、それもまた人生であるというのを教えてもらえた気がしました。今回の舞台化では、たった4人の俳優で本作を表現します。演劇ならではの描き方にご注目ください」と呼びかけている。
舞台「フェイドアウト」は、2月22日(水)から2月24日(金)までの3日間で合計5回公演予定。場所は大阪市西区新町のイサオビル・Regalo Gallery&Theater。各回後に原作者のトークも予定されている。
■東龍造(原作者)
いかにして映画が日本に導入されたのか。荒木和一と稲畑勝太郎という2人の明治男の奮闘ぶりを描き、そのプロセスを明らかにしたのが拙著『フェイドアウト 日本に映画を持ち込んだ男、荒木和一』です。ダンディズムを持ち続けた2人の生きざまは文句なくカッコいい! 初の小説が演劇として生まれ変わるなんて……、これほどうれしいことはありません。舞台でどのように変身を遂げるのか興味津々です。皆さん、乞うご期待を!
■料金
前売 4,000円
当日 4,500円
優先入場券付き前売券 4500円(WEB販売限定)
■会場
イサオビル・Regalo Gallery&Theater
(大阪市西区新町1-12-23イサオビル)
■サイト
・舞台『フェイドアウト』ページ

大阪・天神橋筋六丁目のシネマパブ「ワイルドバンチ」。2022年2月に現在の場所での営業を終了しました。現在移転調整中。
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