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日本人に人気のハワイ旅行。新型コロナウイルス流行以前の2019年度は、アメリカ本土に次いで多いのが日本人からの観光客でした。海外との往来が自由になれば「またハワイに」と思う人も多いのではないでしょうか。
ハワイと日本の間には、150年を超える「ハワイ移民の歴史」があります。
1868年に150人の日本人がハワイに向けて出航しました。この年に年号が「明治」に改元されたため「 元年者(がんねんもの) 」と呼ばれたこれらの人々は、サトウキビ・プランテーションの低賃金労働者として、厳しい労働に従事しました。それでも移民の数は増え続け、20世紀初頭には州全体の4割を日系人が占めるほどになったと言われています。
ハワイの日系人社会では、日本語教育が重視されました。様々な国々の人々と暮らし、また世代が進む中で、ハワイで話される日本語はユニークな変化を遂げています。
世界各国の日本人移民コミュニティの中でも、ハワイの日本語のレパートリーは特に豊かと考えられています。ハワイにはこれらが記録された知られざる「埋もれた資料」が数多く存在します。
本講座では、これらの資料を通じて「海を渡った日本語」の変遷、「ハワイの日本語」の面白さ、その背景にある移民と日系人社会の歴史にも迫ります。
講師は社会言語学、日本語学を専門とし『アメリカとハワイ日系社会の歴史と言語文化』などの著作がある国立国語研究所 研究系 言語変異研究領域 准教授の朝日祥之氏、ナビゲーターを同研究所 研究系 日本語教育研究領域 特任助教の岩崎拓也氏が務めます。
本講座はオンラインで開催いたします。
本企画ではハワイに渡った日本人たちの言語生活史から、ハワイの日本語が誕生し、様々な変化を遂げていく姿を、録音資料、新聞、写真、日本語教材から誕生をめぐる事象に着目しながら説明します。
「元年者」たちはハワイでの生活でハワイ語を使用する一方、官約移民、自由移民、呼び寄せ移民としてハワイに渡った日本人の多くは、出身地の日本語方言を使用しながら、英語やハワイ語、ピジンなどを使うようになりました。その語例については、論文などで知られていますが、実際に彼らがそれをどのように使っていたのかは、録音資料にしか残されていません。その資料がハワイ各地に残されていました。
講座では、それらの資料に残された様々なストーリーを紹介しながら、ハワイの日本語がどのようにして誕生したのかについて、その日本語にみられた方言、ピジン、敬語などの特徴を例に、説明していきます。
講師 朝(あさ)日(ひ)祥之(よしゆき) 氏
国立国語研究所 研究系 言語変異研究領域 准教授
専門は社会言語学、日本語学。
主要単著は、『サハリンに残された日本語樺太方言』(単著、明治書院、2012年)、『ニュータウン言葉の形成過程に関する社会言語学的研究』(単著、ひつじ書房、2008年)。主要共編著は、『新版社会言語学図集』(共編著、ひつじ書房、2021年)、『アメリカとハワイ日系社会の歴史と言語文化』(共編著、東京堂出版、2015年)。
<講師からのメッセージ>
今回は、「ハワイに渡った日本語」を取り上げます。「元年者」に始まる日本からハワイへの150年にわたる歴史において、さまざまなきっかけでハワイに渡っていった日本人たちが現地で他のエスニックグループの人たちとの生活の中で、日系社会を形成していきます。その言語生活に根付いてきた言葉も、他にも例を見ない、実にユニークな現象が観察されてきました。それは、サトウキビプランテーションで使われたピジンであり、広島弁の影響を強く受けた日本語であり、日本で学校教育を受けた世代の日本語でもあります。この多様な日本語の姿を、主にハワイに渡った一世たちによる音声・映像資料、日本語学校の教材などを活用しながら、紹介し、「ハワイの日本語」の面白さに迫ります。現在も観光地として人気のあるハワイの魅力の一つを受講生の皆さんと楽しめれば幸いです。
ナビゲーター 岩崎(いわさき)拓(たく)也(や) 氏
人間文化研究機構 人文知コミュニケーター
国立国語研究所 研究系 日本語教育研究領域 特任助教
熊本県出身。一橋大学大学院言語社会研究科言語社会専攻修士課程博士後期課程修了。博士(学術)。
専門は句読法をはじめとする表記論。代表的な論文は「接続詞の直後の読点をどう指導すべきか」『データ科学×日本語教育』(ひつじ書房2021)、「記号の使用実態とその問題点 発注者と受注者をつなぐためのカッコの活用」『ビジネス文書の応用言語学的研究 : クラウドソーシングを用いたビジネス日本語の多角的分析』(ひつじ書房2020)。
<講師からのメッセージ>
「日本語」というと、日本だけで話されている言葉だと考えていらっしゃる方も多いと思います。ですが、実際はそうではありません。150年も前に海を渡り、生活を始めた日本人たちがいました。
一体、どのように現地の人々とコミュニケーションを取り、社会を形成していったのか、そのなかで、日本語はどのような姿になったのかなど、ちょっと考えてみただけでもわくわくしませんか。
今回は、朝日先生のこれまでの研究を貴重なデータとともに、みなさんと「ハワイの日本語」の世界にどっぷり浸かりたいと思います。私は、みなさんと一緒に朝日先生のお話を伺いつつ、わかりやすくお伝えできるような橋渡し役として参加します。このお話を通して、みなさんの学びをより深いものにできたらと思います。
国立歴史民俗博物館、国文学研究資料館、国立国語研究所、国際日本文化研究センター、総合地球環境学研究所及び国立民族学博物館の6つの機関で構成されています。
人間文化研究機構では、国内外の大学等研究機関や地域社会等と組織的に連携し、現代的諸課題の解明に資する「基幹研究プロジェクト」を進め、人間文化の新たな価値体系の創出を目指しています。 https://www.nihu.jp/ja/research
本講座は、Microsoft Teamsライブイベントを利用して行います。
受講者には、当日までに視聴URLをメールでお送りします。
Microsoft Office365のアカウントがなくても参加いただけます。
PCではブラウザからご覧いただけますが、スマホからはTeamsアプリのダウンロードが必要となります。
詳しくは、 こちら (Teamsライブイベントへの参加方法)をご覧ください。
※企画内容、時間などは予告なく変更になる場合があります。
※講師の急病や天災、その他やむを得ない不可抗力の事態が発生した場合には、当日でも講座を中止することがあります。
※配信中のインターネット環境によっては、画像・音声の乱れが現れる場合がございます。Wi-fi環境など高速通信が可能な、電波の良いところでご視聴ください。
※講座の様子は、事後に主催者が運営・管理する媒体で、記事や動画として掲載されたり、公式SNSで紹介されたりする場合があります。
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