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10/30(土) 18:12配信
1890年ごろ、米国オクラホマ州レキシントンで撮影されたキャビネ判の写真。若い女性と5人の少年がハロウィンの仮装をしている。(PHOTO BY L CRANSON VIA TRANSCENDENTAL GRAPHICS/GETTY)
2020年のハロウィンは少し違った。子供たちは伝統的な「トリック・オア・トリート(お菓子をくれなきゃいたずらするぞ)」を行うことなく、距離ととるため住人が玄関先に設置した手づくりすべり台から落ちてきた袋入りのキャンディーを受け取ったり、自宅にカボチャを飾ったり、オンラインで仮装コンテストに参加したりした。しかし、ホワイトハウスの主席医療顧問アンソニー・ファウチ氏は2021年のハロウィンについて、トリック・オア・トリートを行っても安全だと述べている。 ギャラリー:二つの世界を行き来する、仮装の奇祭 写真14点 トリック・オア・トリートはハロウィンの伝統として定着しているが、歴史家によれば、子供たちが隣人に食べ物をせがむ行為の起源は古代ケルトの祝祭、さらには、長く失われていたクリスマスの慣習にさかのぼれるという。トリック・オア・トリートという言葉そのものは1920年代、人々がハロウィンのいたずらに神経をとがらせたことに由来する。それでは、トリック・オア・トリートがどのように進化したかを説明しよう。
ハロウィンの起源は2000年以上前、ケルトの新年である11月1日に行われたサウィン祭にあると考えられている。生者と死者の世界を隔てる壁が薄くなる日の前夜、悪魔や妖精、死者の霊が地上に現れると信じられていた。 ケルトの人々はたき火をしたり、食べ物をささげたりして、過去1年間に亡くなった人の霊魂を鎮めようとした。また、死者の霊に気付かれないよう仮装もした。 その後、キリスト教の指導者が異教徒の祝日を取り入れたことで、7世紀、サウィン祭は諸聖人の日(オール・ハロウズ・デイ、万聖節)へと変化した。しかし、その前夜には、オール・ハロウズ・イブという新しい名前で、たき火や仮装、パレードが続けられていた。これが「ハロウィン」の起源だ。 米国にはヨーロッパからの移民が持ち込み、アイルランド系移民が爆発的に増えた1800年代、人気の祝祭となった。ケルトの風習や信仰が米国の農業の伝統と融合し、オカルトの要素を残したまま、秋の収穫祭として定着した。そして、長い年月を経て、かつて祖先が恐れていた幽霊に子供たちが仮装する日となった。
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